2017.02.22 category:その他
こんにちは。
pHケア・コンシェルジュのYokoです。
寒い冬から、夏になろうとしてる今日この頃、やっと暖かくなる!と思っても、夏は夏で、冷房などで、気付いたら身体が冷えきっていた!なんてこともありますよね。
女性にとって冷えは大敵!とは、よく言いますが、実際なぜ女性にとって冷えがいけないのか、調べてみました!
一般的に男性よりも女性の方が冷え性が多いですよね。その理由は、身体の構造によるものだと云われています。女性の身体は、男性よりも冷えやすい身体の構造になっているのです。
女性冷え性の大きな原因の一つは、月に一度訪れる月経です。
月経の期間は、そうではない時期に比べ、一時的に体内の血液の量が減少します。
血液中の赤血球には、体の隅々にまで酸素を運ぶヘモグロビンが含まれます。 血液が減少すれば、同時にこのヘモグロビンも減少し、体にこれまでのように十分な酸素が行き渡らなくなってしまいます。
身体が酸素不足になると、食べ物や栄養が分解されにくくなり、体のエネルギー源が不足し、効率よく体を温めることができなくなってしまいます。
特に、子宮や卵巣という女性特有の内臓は、血液が滞りやすいと言われています。
体全体に熱が運ばれにくい状態が定期的に起こるため、女性は男性よりも冷えやすい身体の構造になっています。
筋肉には熱を作る働きがあります。筋肉が作り出す熱によって、血液が温められます。
その温まった血液が全身を回ることにより、私たちは、体温を保っています。
身体を温めるには、筋肉が不可欠なのです!
しかし、女性は男性に比べて、筋肉量が少なく、筋肉もつきにくい身体の構造になっています。
更に、女性は男性に比べて脂肪が多く付いてます。
これは、女性が妊娠、出産という大切な役割を担っている為、それを守るよう、身体が出来ているから。
ただ、脂肪は、一度冷えてしまうと、温まりにくいという性質があります。
この男性に比べた筋肉と脂肪の量が女性の冷え性に大きく関わっています。
体温調節に大きな役割を担っているのが自律神経です。
自律神経は大脳にある視床下部という部分でコントロールされているのですが、この視床下部で同じようにコントロールされているのが、女性ホルモンです。
自律神経と女性ホルモンは互いに影響し合っていると云われています。
女性ホルモンは、女性がむかえる初潮、月経、妊娠、出産、閉経といった女性特有の身体の変化によって、そのバランスも大きく変化します。
女性ホルモンのバランスが崩れると、それに影響され自律神経のバランスも崩れやすく、冷え性を引きおこす女性が多いと云われています。
寒い時期や、夏の冷房が効いた室内でも、スカートや、薄い素材の洋服、素足等、女性のオシャレはある程度の我慢が伴います。
これもまた、女性の身体を冷やす原因の一つでもあります。
また、スリムなデニムや、体系を補正するきつめの締め付けがある下着は、血液の循環が悪くなるので、身体が冷えやすくなります。
日本の女性の約7割がダイエット経験があるという調査結果があります。
ダイエットといえば、まず食事制限が思い浮かぶ方も多いと思いますが、ダイエットによる極端な摂取量の削減や、偏った食事の継続は、栄養不足から体内でエネルギーが十分作られなくなり、熱が作られにくくなり、身体も冷えていってしまいます。
また、貧血になってしまうと、血液の循環も悪くなってしまうので、更に冷え性を招いてしまいます。
女性の多くが大好きなスイーツ。これもまた冷え性の原因になっているとご存知ですか?
甘いものすべてが冷え性の原因になるわけではなく、「白砂糖」を多く使ったスイーツは要注意!
私たちの身体はもともと「血糖値」を一定に保とうとする機能があります。
そしてこの血糖値は、体温とも関係があるのです。
白砂糖を摂取すると血糖値が急激上昇します。 血糖値が上昇すると、一時的に体温も上がります。
しかし、身体は急上昇した血糖値を下げようと働く為、血糖値は急降下。それと同時に体温が下がってしまういます。
こした、白砂糖を摂取した際の急降下が繰り返し起こると「冷え性」につながっていくのです。
また、糖質分解には、体内のビタミンB類を相当量消費します。
ビタミンB類は、赤血球の生成に深く関わっている物質なので、ビタミンB類が糖質分解に費やされてしまうと、ドロドロ血液になってしまいます。
ドロドロ血液は、循環が悪くするので、冷え性の原因につながります。
上記で挙げた女性の冷え性の原因を見ていくと、子宮が大きく関わっていることが分かりますね。
最近、情報番組で特集され、話題になった「子宮冷え」という言葉をご存知でしょうか。
未だ医学的な定義はないそうですが、子宮周りの血管の中で子宮に向かって流れる子宮動脈の血流が滞ることを言うそうです。
熱を運ぶ血流が滞れば、身体も冷えてしまいます。
子宮冷えの原因は、私たち現代人は、生活習慣で座ることが多いからと云われています。
長い時間座っていると、その体勢は、足の血管を圧迫し、それにより血行が悪くなってしまいます。
また、子宮冷えによる血流の滞りは、身体に栄養が行き届きにくくなるだけでなく、老廃物も溜まりやすくなり、下半身太りにも繋がってしまいます!
子宮冷えをそのままにしておくと、女性特有の恐ろしい病気を引きおこす原因にもなってしまいます。
子宮の内側には、「子宮内膜」という、ごく薄い膜があります。
それが卵巣から分泌されるホルモンの作用で次第に厚みを増していきます。 最厚の排卵期でおよそ10mmにもなると云われてます。
月経時になると、この子宮内膜の表面部分がはがれ落ちます。
子宮内膜症は、この子宮内膜が子宮以外の卵巣や、腹膜といった場所に飛んでしまい、同じように増殖⇒剥離を繰り返す病気。
正常に子宮の内側で、はがれ落ちた子宮内膜は、月経血として腟から体の外に排出されますが、子宮以外の場所で増殖⇒剥離した子宮内膜は体外に排出されず、それが炎症や痛み、癒着の原因になってしまます。
子宮に良性のこぶができる病気です。
子宮の血行不良が長期間続いてしまうことで起こりやすい病気といわれています。
更に、子宮筋腫がある部分は、血行不良になりがちなので、更に筋腫が大きくなってしまうという悪循環が起こってしまいます。
冷え性によって血行不良になると、尿道や膀胱にも新鮮な酸素や栄養が行き届かなかなかくなってしまいます。
その結果、外部から体内に侵入する菌と戦う免疫力が低下してしまい、菌に感染してしまうと、膀胱炎を発症してしまいます。
生理前になる女性は、身体と心に変化が起こります。
身体的変化としては、
胸のはり・腰痛・肩こり・むくみ・便秘・下痢・頭痛・吹き出物・眠気・疲労感など
心的変化としては、
イライラ・憂鬱・過食・無気力・集中力低下など
この変化をまとめて、月経前症候群(PMS,Premenstrual Syndrome)と云います。
このPMSも、体が冷えて血行不良になると、老廃物や疲労物質が体内に溜まってしまい、細胞の機能が低下し、体調不良が起こります。特に頭痛や肩こりの悪化が見られます。
子宮が冷えているかの簡単チェック方法は、自分のお尻を触ってみてください。
冷たい!と感じた場合、子宮冷えの可能性があります!
では、どのようにすれば、子宮冷えは改善されるのでしょうか。
骨盤の筋肉が凝り固まってしまうと、血行不良がおこりやすくなってしますので、骨盤を動かし、筋肉をほぐしてあげましょう。
手軽に行える方法としては『ウォーキング』が良いでしょう。こんなことに注意しながら歩いてみると骨盤が刺激され、効果的です。
毎日コツコツ行うことが重要です。
外側から温めてあげるのもの最も簡単で基本の子宮を温める方法です。
お腹あらお尻まですっぽり隠れる腹巻を使用したり、湯たんぽやホットカーペットの活用もおススメです。
お尻を温めることも子宮の冷え取りには重要なので、ホッカイロを、椅子の上に置き、その上に座る方法も手軽で効果抜群です!
最近、よく聞く、第二の心臓と呼ばれるふくらはぎ。
ふくらはぎをマッサージすることで、下半身の滞った血流を促し、子宮の冷え取りに大きく役立ちます。
また、仙骨付近にも冷えに重要な欠陥が通っているので、下から上へ螺旋を描くようにマッサージしてあげましょう。
<仙骨の場所> 尾てい骨の上のプレート状になっている部分。
いかがでしたでしょうか。女性の冷え性は、子宮を温めてあげることで、身体が温まるだけでなく、恐ろしい女性特有の病気の予防にもつながるようだという事が分かりましたよね。
身体の構造上、冷えやすい女性の身体。少しの身体への気遣いで、毎日を快適に過ごすことが出来るのでゃないでしょうか。
Yoko
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