2018.02.08 category:その他
デリケートゾーンのお手入れってなかなか人には聞きにくいですよね。
自己流でケアしている方が意外に多いのでは?
普通のボディーソープや石鹸を使っていたり、ボディータオルやスポンジで洗っていませんか?
実はこのケアの方法は全部NGなんです!
デリケートゾーンは、誤った洗い方をすると雑菌の繁殖や炎症を起こして、
かゆみ、臭いだけでなく黒ずみなどの色素沈着や病気の原因にもなってしまうんです。
デリケートゾーンのケアでポイントとなるのは正しい洗い方ですが、
一体どこまで洗えばいいのでしょうか?
女性の性器は複雑にできているので、入浴時にボディタオルなどで体を洗う時に、
デリケートゾーンをゴシゴシ洗ってしまいがちです。
正しいお手入れ方法を知って、トラブルから予防・改善をしましょう。
◎正しい洗い方
①デリケートゾーンは人肌程度のぬるま湯(35°C~37°C)で洗い流していきます。
ぬるま湯で流すということがとても重要で、熱湯や熱すぎるお湯では流さないようにしましょう。
熱湯や熱すぎるお湯で流すと、皮膚に必要な皮脂までも洗い流されてしまって「乾燥」を招いてしまったり
デリケートゾーンの皮膚にダメージを与えて黒ずみの原因になってしまうこともあります。
ぬるま湯で優しく洗い流すことで、ある程度の雑菌や汚れを洗い流すことができるので
お尻を拭くときと同様に前から後ろに向かって、丁寧に優しく指でひだの部分などを流しましょう。
②石鹸をしっかり泡立てから洗いましょう。
デリケートゾーンは粘膜なので、通常の皮膚よりも敏感です。
デリケート専用のソープを使ってしっかり泡立てましょう。
デリケートゾーンはIラインの部分のひだが複雑な形をしていて皮膚と皮膚が重なり合っていたり、
細かいシワがたくさんあるのでそこに汚れや雑菌がたまりやすくなっています。
人差し指と中指の腹を使って優しく丁寧に洗っていきましょう。
特にIゾーンのひだの部分に白いカス(恥垢)が溜まりやすいので重点的に丁寧に洗いましょう。
膣内まで石鹸で洗おうとする方がいますが、これは必要ありません。
膣内は、常在細菌叢とよばれる天然のバリアが雑菌が繁殖したりしないように守ってくれている場所なので、
膣の中まで洗うことでかえってバリアを崩してしまうことになることになります。
膣内を清潔にするには、専用の膣内洗浄剤で洗う必要があります。
また、水のみでは、恥垢や雑菌を洗い流すことは出来ません。
③洗った後は、ぬるま湯でしっかりゆすぐこと
ひだの隙間に石鹸成分などが残らないよう、ぬるま湯でしっかりゆすぐこともとっても大切です。
残ったソープの成分と、分泌物が混ざったりすると異様なにおいの原因になったりすることがあるため、
この点も十分気を付けましょう。
◆NG!やってはいけない洗い方
×膣の穴の中まであらう
膣内は、善玉菌である「デーデルライン桿菌(かんきん)」という、
ラクトバチルスという種類の乳酸菌が常に住んでいて弱酸性に保たれているので、
酸性が苦手なウイルスや細菌から守られています。(自浄作用(じじょうさよう)って言います)
穴の中まで指をつっこんで洗ってしまうと自浄作用の効果が薄まって、
悪玉菌が繁殖して臭いや痒みが発生してしまうので注意です。
洗わなくても大丈夫です。むしろ洗わない方いいんです!
洗うのは穴の手前までにしましょう。
×ゴシゴシ洗い
×ナイロンタオルや爪でこする
これらは皮膚の薄い陰部にとって強すぎる刺激で、傷もできやすいです。
また炎症、摩擦等の刺激は、肌を守ろうとメラニン色素を発生させるので黒ずみ(色素沈着)の原因にもなります。
×強めのシャワーやウォシュレットを直接当てる
強い水流は刺激が強すぎるので、シャワーは体や手に当てて勢いがなくなったものを陰部に当て
ウォシュレットでおりものや経血を流すときは長々と当てないでサッと流すようにしましょう。
×熱いお湯で洗う
熱いお湯は皮膚への刺激になりますし、肌に必要な皮脂まで落として乾燥してしまいます。
35~37℃のぬるま湯で洗うのが最適です。
×軽くお湯で流すだけ
×適当に石鹸でわしゃわしゃ洗って流すだけ
これだけでは複雑な形をしている陰部の溝に溜まった汚れを落とすことができません。
指の腹を使ってやさしくこすって落とすことが重要になります。
石鹸残りもかぶれや湿疹になってしまうので、しっかりとゆすぎましょう!
デリケートソープを使用したお手入れ方法をご紹介しましたが、
洗うことにプラスして日中もケアできる簡単なお手入れ方法もあります。
尿のふき残しや汗、おりものが付着したままだと雑菌が増えやすいので、
トイレのときはよく拭くようにしましょう。
おりものシートを使うのもよいですが、
デリケートゾーン用のウエットティッシュが携帯できて、外出先でも
清潔が保てるのでおススメです。この時も丁寧に優しく拭くのがポイントです。
正しい知識を身につけることが、トラブル予防に繋がります。
また毎日洗っているのに、ニオイが気になる、かゆみがあるという人も、
一度洗い方を見なおしてみましょう。
PHケア商品の購入はこちら → PHケアフェミニンウォッシュ
2022.06.10
2018.03.30
2017.10.18
2022.06.29
2022.06.10
2022.05.24